「夏の忘れ物」 六時過ぎの夕焼け 青に溶けるオレンジ 風が運ぶ香り 遠い花火 通り雨の陽炎 雲間の一番星 記憶辿り探す あなたの影 傷つくことも痛みさえも すべて忘れてしまえたら ふたり 笑いあえたあの頃 鮮やかな空 明日を待ちきれずに 丘の向こうに駆け出したね ひとり沈む私に 輝きの世界をくれた あの日の思い出は 夏の忘れ物 同じ 空を見てたあの夜 満天の星 夢を数えるように ふたりの未来を話したね 丘に沈む夕日は 変わらない世界を映す あなたの微笑みは 夏の忘れ物